教師失格?

環境省での検討会(植物レッドデータブック見直し調査関連)を終えて、福岡に戻る便を待っている。
今日は、修士論文発表会の日であり、また卒業論文提出の日である。こんな日に東京に出張するのは、教師としてあるまじき行為だが、この日の予定が決まったのは、昨年の秋である。例年は、修士論文発表会は3月に入ってからである。
修士論文発表会の日程について部門長から連絡があったとき、28日ははずしてほしいと頼んだが、私以外の多くの教員の都合でこの日になってしまった。
昨夜は、担当している卒業研究生の原稿をメールで受け取り、今朝、東京から提出の指示をした。1月に入ってから、例年にはない「大物」の用事が3つ続いたため、卒業論文の原稿のチェックがおろそかになってしまった。提出後も改稿はできるので、担当している卒業研究生の原稿に関しては、明日以後も、指導を続けよう。
それにしても、時間は有限である。忙しい教官は、教師としては、失格かもしれないと思うことがしばしばある。しかし、過去を悔いても問題は解決しない。いまは、明日からの指導に全力を尽くすしかない。
搭乗のアナウンスが入った。これから福岡に飛ぶ。