Google Scholarと九大図書館のサービスが連携

千歳空港についたが、次の札幌市内・円山ターミナル行きバスの発車まで40分あまり待ち時間があるので、メールをチェックしたあと、九大のウェブサイトの情報をチェックしていたところ、耳寄りの情報を見つけた。

日本初! Google Scholarと図書館のサービスが連携しました。
2005年5月31日(火) :調査サービス係
学術情報検索エンジンであるGoogle Scholar [BETA] (http://scholar.google.com/)と大学図書館サービスのリンクが、日本で初めて九州大学で実現しました。

Google Scholarの検索結果から附属図書館のサービス(きゅうとLinQ)を表示させることで、九州大学で利用できる電子ジャーナル、蔵書検索などをナビゲートします。


やるじゃんか! これは便利だ。すでに、Web of Scienceからは、LinQを通じて九大図書館の電子媒体とリンクが設定されていたが、Google Scholar もこれにつながったわけだ。

しかし、このようなネット上での学術情報の利用可能性に関しては、大学間格差がどんどん開いていく。

大学院を選ぶとき、電子ジャーナルがどれだけ利用可能かなどを、学生が気にする時代が来るかもしれない。

ネットで学術情報が利用できるようになったのだから、学術情報へのアクセスの利便性に関して、大学間格差がなくなってほしいのだが、現実には、電子ジャーナルの「蔵書数」、およびweb of scienceのようなライセンス料の高い検索サービスの利用可能性に関して、大学間格差が急速にひろがっている。

学術情報に関しては、公共財として、誰でもアクセスできるようにすべきだと思う。