週末は野外調査

昨夜は、空を飛ばず、車を4時間あまり運転して、延岡まできた。今日は、北川の河川敷で、植生調査である。
これから調査だと思うと、大学の門を出て、高速の入り口に向かうだけで、気持ちにゆとりができる。大学にいると、時間とともに流れ去る仕事の只中にある。多くの仕事は、「フロー」であり、「ストック」ではないと感じる。3ヶ月くらい海外に出張してしまえば、たいていの「仕事」は、締め切りが過ぎて、意味をなさなくなるだろう。そんな仕事に憂き身をやつしているのは、実にむなしい。その点では、ほんとにポスドクがうらやましい。
九大では、学内措置で、サバティカルがとれるようになった。サバティカルを申請すれば、1年間は授業や会議が免除される。来年、サバティカルを申請しようかと、まじめに考えている。半年以上いないと、科研費などを返上しなければならないので、半年は大学にいることにする。4月は、卒業研究生の研究計画の相談などに対応し、5−7月は海外。8月は戻り、大学院入試に対応。9月の野外実習を終えてから、屋久島調査。10月中旬から12月中旬まで海外。年度末は、卒業研究・修士論文・博士論文のまとめなどに対応する。これなら、半年は大学にいることになるので、科研費はめしあげられないし、学生のニーズに対して最低限の対応ができる。
このブログを読んだ学生は、どう思うだろう。自立のチャンスだ、と思ってくれれば、お互いにハッピーではないかと思うのは、勝手すぎるか。
さて、朝食の時間である。