オスとメスの「利害の不一致」は宿命なのか

JB Pressに上記のタイトルでコラム記事を書きました。

3200字程度で、生物の性の多様性を俯瞰した解説をするというのは、なかなか難しいですね。私なりにベストを尽くしました。最後には、人間についても少しだけ触れました。人間の母親と父親が長期にわたって協力して愛し合うという関係は、生物界全体をみわたせばきわめて特殊です。人間は、生殖をめぐるオスとメスの「利害の不一致」を解決して長期にわたる協力関係を進化させた、きわめて例外的な生物です。人間とは何か、について考えるとき、この点を理解しておくことはとても大事だと思います。