ヤクシカ・カレー

害獣駆除個体の肉をいただいたので、今夜はシカ肉カレーを作りました。一口サイズにシカ肉を切り、塩・コショウをふってよく揉み、次にシナモン、さらにガーリックパウダーをふってしっかり揉み込みました。この状態でしばらく寝かせたあと、ブラックペッパーシードをはじけさせた油でよくいためました。このとき、ガラムマサラを少しふって、カレー味をつけました。この段階で試食してみましたが、程よい塩味と風味が肉のうまみを引き立てており、なかなか良い出来でした。シナモンとガーリックを少し加えたのは正解でした。肉の臭みが消え、すこし甘味が出て、良い感じ。
スープはブイヨンベース。具は、アメ玉(飴色になるまで炒めた玉ねぎ)にトマトを加えてさらに炒めたもの+ニンジン+ジャガイモという王道の組みあわせに、ナスを加えました。ニンジン・ジャガイモが柔らかくなったところで、牛乳を少し加え、ガラムマサラでカレー味をつけました。こちらも、この状態でもカレースープとしておいしく食べられる状態。
最後に、スープにシカ肉を入れ、バーモントカレーのルーを少しだけ加えて完成させました。いつもはクミン・コリアンダーシード・マンゴーチャツネなどで味を調えるのですが、今回は安直にルーを使いました。ルーが多すぎると、バーモントカレーの味になってしまうので、少しだけ。
今夜のカレーは、シカ肉の品質が良かったこともあり、満足のいく出来でした。
卒業研究生3名の調査も軌道に乗ったので、私は予定を一日早く切り上げて、明日の午後の便で福岡に戻ることにしました。ヤクシマシャクナゲを見に奥岳に行きたいと思っていたのですが、山積している仕事への対応を優先したほうが良さそうです。