アセスメント成功のための3原則
今日から、IPBES(生物多様性版IPCC:生物多様性と生態系サービスに関する政府間プラットフォーム)のアセスメントのあり方に関する国際ワークショップが始まる。早朝5時に起きて、ワークショップ文書を読み始めた。ちなみに、土曜日朝に夜行便でクアラルンプールから帰国し、土曜日午後は東京駅付近で日本生態学会常任委員会に出席。日曜日も都内に滞在し、グローバルCOE中間評価のためのスライドを仕上げた。
ワークショップ文書は、関係者で分担して執筆した。私はDataというセクションを担当した。
アセスメントの現状に関するセクションで、「アセスメント成功のための3原則」が提唱されていることを知った。その3原則とは、以下の3点。
- Salience 卓越性:社会的関心事である技術的に複雑な課題に対する的確な関係性
- Legitimacy 正統性:適切に任命された権威ある機関により正式に要請されていること
- Credibility 信頼性:各分野を代表する信頼のおける専門家により厳格かつ透明な方法で実施されていること
納得できる基準だ。これは使える。
ちなみに、原点となる論文は以下(未読)。
- Cash DW, Clark WC, Alcock F, Dickson NM, Eckley N, Guston DH, Jäger J, Mitchell RB. 2003. Knowledge systems for sustainable development. Proc Natl Acad Sci U S A 100(14):8086-91.