水道水の煮沸はしないように・情報公開の重要性

水道水を煮沸すると放射性ヨウ素(I-131)は濃縮されるそうだ。中川さんは、指摘を受けて実験し、濃縮されることを確認された。専門家でも勘違いはある。ブログやツイートの良いところは、いろいろな人が見て、すぐに間違いがチェックされることだ。この点で、昨日紹介した放射性物質拡散シミュレーションの詳細を、早く公開してほしい。公表されれば、いろいろな人がチェックできる。根拠資料を公表せずに「20km以内は避難」と決めるのはよくない。行政は間違いを嫌がるが、間違いがあってもすぐに修正すれば、多くの場合、問題は解決する。良くないのは間違い続けることだ。間違い続けることを避けるには、情報公開が重要だ。

普段は怒りのtweetしないんだけど,怒ってます.現場で必死の作業しておられる方が放射性物質を含む水によって,足に被曝されるなど許されない.防護服はきちんとしているか.現場の指揮官は,放射線防御について十分な知識を持ち,作業員の教育をしているか.東電!きちんとやってください!

まったく同感。いま現場を批判するときではないと思うが、これはいけない。
早野教授は、物理学者とともに読む「天使と悪魔」の虚と実 50のポイント

というウェブページを開設されていることを知った。
研究者としてすばらしい仕事をされながら、普及にも事故にもしっかり対応されている。このような活動が、科学への信頼を生む。心強い。