夢3題

気がつくともう12日。年が変わってもイソガシさはあいかわらずで、先週はやや過労気味だった。昨日は、京都に向かう新幹線車中で原稿を書いていて、車酔いになってしまった。昨夜はゆっくり寝て、ひさしぶりに疲れがとれた。これから明日の授業と会議の準備、あさっての講演の準備をする。
先週はよく夢を見た。どれも明らかに、締め切りストレスが反映した夢だった。
その1:大きな神社の前を通りかかると、社屋の舞台で「天女の舞」が舞われていた。ふと、私はこの「天女の舞」に招待されていたことを思い出した。舞っているのは、大きな恩のある知人なのだ。その知人の依頼をすっかり忘れていた。舞はもう終わりに近い。あわてて舞台の袖に進み、板間に正座した。舞っている人と視線が合い、遅れたことにもうしわけない気持ちでいっぱいになり、「ごめん、ごめん・・・」とつぶやきながら目覚めた。
その2:公民館のような場所でふと目覚めると、周囲の人が立ち上がり、「じゃあ、帰りましょう」というタイミングだった。まわりを見ると、知人ばかり。何かの協議会に招かれて出席していたのだが、すっかり寝入ってしまったらしい。「矢原さん、よく寝てましたね、お疲れでしょうから」と声をかけられ、もうしわけない気持ちでいっぱいになり、「ごめん、ごめん・・・」とつぶやきながら目覚めた。
その3:私は「urgent」というファイルに、しめきりのある仕事を書き込み、優先順位をつけている。毎日このファイルを見て仕事を始めるのだが、時としてこのファイルに記入を忘れた仕事があり、あとで思い出して大いにあわてることがある。今回も、寝起きに突然、重要な仕事を忘れていたことを思い出した。これは夢ではないのだから、しっかり覚えておいて、出勤したらすぐに「urgent」ファイルに書き込まねば、と思った。しかし、目が覚めてみると、その仕事がなんだったのか、思い出せない。・・・という夢を見たのだと思う。その後、一所懸命思い出す努力をしているのだが、何の仕事だったか思い出せないので、「重要な仕事を忘れていたことを思い出した」のは夢だったのだろう。
それとも本当に思い出したのだが、また忘れてしまったのだろうか・・・気になる。