武士の一分

明らかに、体が休養を求めているので、早退して映画を観てきた。もっとも、勤務時間が終わってから研究室を出たので、社会通念上は「早退」ではない。
昨夜も疲れていて、ついシリアスなブログを書いてしまった。昔も今も、学生には大きなポテンシャルがある。コミュニケーションの経験が足りなければ、身につければ良い。そのように、前向きに考えられないときは、少し休んだほうが良いのだ。
ちゃんとメンテナンスをすれば、まだまだ使える体だと思うが、メンテナンスの暇がない状態が続くのは危険だ。ここしばらくの状態は、「危険水域」に近づいている。
会長ブログで督促されている仕事とか、いろいろが懸案があるが、今夜はお休み。
観た映画は、「武士の一分」。
時代劇はほとんど見ない。山田洋次監督の前二作も見ていない。しかし、上映中の映画で、興味をひかれる作品がほかになかった。
「武士の一分」は、大切なものを失い、捨て身の覚悟で勝負にのぞんだ主人公が、姑息な手をつかっても確実に勝とうとする者に、実力差をはねかえして勝つ話。
「この卑劣さだけは許せない」という主人公の一途な思いが勝負を決め、最後に失ったものを取り戻した。
ラストシーンには、涙がにじんだ。