種生物学シンポジウム

第38回種生物学シンポジウムの案内がようやく届いた。今年も興味を惹かれるテーマであり、ぜひ参加したいのだが、学振の用事や先約の会議のために、出席できない。残念!

せめて、宣伝をして、シンポの成功に協力しよう。以下は「マイペースおくやま」さんのブログより転載させていただきました。

2006年12月1〜3日,奥琵琶湖マキノパークホテル&セミナーハウス

■12月1日(金)19:00〜
   プレシンポ「レッドデータプランツのその後」永田芳男(植物写真家)

■12月2日(土)9:00〜
   シンポジウム1「生物間相互作用が介在した種分化と多様化」
進化生物学研究がモデル生物の研究から大きく進歩している現在において、生物多様性の起源や多様化のメカニズム、さらにはその維持機構については実際に多様化した生物群を研究することによってのみ理解することができると考えられる。特定の系統群において多様化が起こった背景には、生育環境への適応にもとづく種分化や中立的なプロセスなどさまざまな説明が試みられているが、とりわけ種間の相互作用(共生・競争・交雑など)が及ぼす影響については、近年活発な議論がなされている。そこで本シンポジウムでは、陸上および海洋生態系の幅広い系統群における研究から、種間相互作用が生物の種分化・多様化においてどのような役割を果たしているかを概観し、議論したい。演者・奥山雄大/谷田辺洋子/川北 篤/上田昇平/佐藤博俊/畑 啓生/細川貴弘

■12月3日(日)9:00〜
   シンポジウム2「侵入生物と雑種形成」
最近、外来生物による生物多様性への影響が話題になっている。国外からの侵略的外来種は、従来の生態系に大きな影響を与え、自生種集団の絶滅を引き起こしてきた。これに対する大きな動きとして「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(通称、外来生物法)」の施行により特定外来生物が指定され、オオクチバスなどの外来種が規制の対象になった。また、国外からの外来生物の移入だけでなく、国内の「地域」間の移動による同種や近縁種の地域集団への影響の問題も懸念されている。本シンポジウムでは、このような国外や国内他地域から生物種が新たに移入することにより引き起こされる問題について議論を行いたい。また、移入により、侵入した生物種も変化を受ける。このような変化の研究は、生物進化を考える上で重要と考えられ、外来生物の動態研究は、生物多様性保全のためだけでなく、進化生物学にとっても有用であろう。このような視点からも議論を深めたいと考えている。演者は現在、交渉中です。決まり次第、種生物学会ホームページでお知らせします。

■参加費・宿泊費・懇親会費
参加費 当日参加 一般 5,000円  学生 3,000円
    事前申込 一般 4,000円  学生 2,000円
(事前申込の期限は11月10日です)
宿泊費 一日目 一般 7,000円,学生6,000円
    二日目 一般10,000円,学生8,000円
(各3食付き,2日目は懇親会費含む)
※日帰り参加の方は昼食をご持参ください。宿泊参加の方には昼食がつきます。

■参加申し込み・問い合わせ先
「種生物学会」のニュースレターまたはホームページをご覧の上,e-mailまたはファックスでお申し込みください。事前申込み・宿泊参加の場合の料金振込期限は2006年11月10日です。