日本生態学会会長

日本生態学会の次々期(2008-09)会長に選出されたという連絡が、一昨日、届いた。げげげ・・・と絶句し、それから2日間、あれこれと考えた。
責任の思い仕事である。知人から、「おめでとう」というメールが届いたが、正直な感想として、「めでたい」という気持ちはまったくない。
選ばれたのは、名誉なことである。私に票を投じていただいた方々のご期待を裏切らないようにしなければならない。とはいえ、私ひとりの能力は限られている。
幸い、日本生態学会には、すぐれた方々がたくさんいらっしゃるので、多くの方々のご協力を得ながら、できるだけのことをしよう。
実は、小野会長、田川会長、巌佐会長、鷲谷会長という4代の会長の下で、全国常任委員をつとめ、過去8年間の学会の大きな変化を目の当たりにしてきた。その経験から、これからの生態学会の課題について、私なりに考えるところはある。
しかしまず、来年からの2年間は、次期会長の菊澤さんのご指導を仰ぎながら、会長としてどう振舞うべきか、よく考えることにしよう。会長の抱負を述べる立場に立つのは、まだ2年先のことだ。
また、2年間は、いろいろな意見をよく聞いて、菊澤さんにお伝えしていこうと思う。生態学会のあり方についてご意見をお持ちの方は、ぜひ気軽にご連絡いただきたい(たとえばこのブログへのコメントで)。
会長に選ばれた立場では、ヒエー、とか、ゲゲーなどと、下品なことは言うなとか、寒い駄洒落はよせとか、言われたらどうしよう、などと考えるのは、杞憂かな。