「特定外来生物」植物種2次選定

特定外来生物」植物種2次選定のための会議が25日に予定され、私はウィーンから帰国後、成田から会議に直行する予定だった。しかし、環境省側の事情で、会議の日程を早めることになり、14日に会議が開催された。このため、私はまたしても、会議に出席できなかった。
今回は、事前に資料をいただいて、意見を述べた。
セイタカアワダチソウに関しては、本種を含む広域蔓延種の指定に関する考え方を整理する中で、今回は指定を見送り、3次選定でさらに検討するということになった。オオハンゴンソウ・オオブタクサなどが指定され、セイタカアワダチソウは指定が見送られるが、なぜそのように判断するかという基準は明確になったと思う。私も最終的に同意した。
指定しなかった場合の最大の問題点は、駆除に予算を配分しにくいことである。この問題に対しては、国立公園およびその隣接地域に関する外来生物駆除対象種リストを別途に作成し、それにセイタカアワダチソウをくわえるといった方法が考えられる。屋久島では、セイタカアワダチソウが最近、分布を拡大しているが、いまなら根絶可能である。このようなケースに迅速に対応していただけるよう、お願いした。