福岡国税局長からの招待状

・・・を頂いたので、KKRホテル博多「レグルス」の間に足を運び、「新酒利酒会」なるものに、顔を出してきた。
「忙しい、忙しいと言っておきながら、なんだ」・・・「風邪を引いて薬を飲んでたんじゃなかったのか」・・・「研究計画は見てくれたのか」・・・「講演要旨へのコメントはまだか」・・・「自然再生指針の最終調整はどうした」・・・「○○○ニュースレターは?」・・・「○○○の報告書は?」・・・「○○○メールの返事は?」・・・というお叱りの声が、怒涛のように聞こえてくるのだが、「九州大吟醸」の宣伝という重要なミッションでもあるのですよ。ご容赦を。
第1問:清酒の甘辛を当ててください。並べられた酒は3種類。これを間違えるようでは、ミッションは果たせませんよ、ゴーシ舎長。私は無事、正解を出した。
第2問:清酒のタイプを当ててください。並べられた酒は3種類。吟醸酒純米酒はすぐにわかった。難しいのは、本醸造酒普通酒。違う酒であることは、飲めばわかるが、SOEさんのように酒飲みでない私には、経験値が不足している。少しアルコールが強く感じられるほうを「本醸造酒」に選んだ。ゴーシ舎長も、同じ答えだった。間違いなかろうと思いきや、「本醸造酒」と「普通酒」を、逆に答えていた。無念。
第3問:本格焼酎の原料名を当ててください。米・麦・いも・ごま・清酒かす、の5つを当てる問題。麦・いも・ごま、は正解したが、「米」と「清酒かす」を逆に答えてしまった。ゴーシ舎長は全問正解。おぬし、焼酎党か。「清酒かす」焼酎なんて、はじめて飲んだよ。
結局、ゴーシ舎長も私も8点。上のミスのどちらかを正解していれば、金賞を貰えたのに、無念。
「金賞」は8名、および全問正解の「名人」は5名だった。このうち5−6人が、「お酒の学校」OGだった。お酒の学校とは、福岡県酒造組合が主催している企画である。「アバンティ」(働く女性を応援するコミニュケーションサイト)のコアな読者層(福岡市内の20〜30代の女性)を対象に、福岡のお酒を楽しんでもらうための教養講座としてひらいたものらしい。ネットで検索してみると、「若竹屋酒造場 一献一会」ブログに、今年2月の3期生卒業式までの紹介があった。
「九州大吟醸」を試飲してくれた女性2人は、「金賞」と「名人」に選ばれた。さすがである。「九州大吟醸」については、新聞報道で見たと興味を持ってくれたが、感想を聞くと、さすがは「お酒の学校」OGだけあって、そうそう甘い点はくれない。「ぜひもう一度飲みたいという印象ではない」と言われてしまった。
会場で、いろいろな大吟醸酒と飲み比べてみると、なかなか奥が深い。「九州大吟醸」しずく搾りは、香りが良く、甘からず、辛からず、飲みやすい酒である。逆に言えば、強い印象は残さないかもしれない。個人的には、もう少し甘口が好みだ。しかし、逆の好みの人もいるだろう。難しいところだ。
ともあれ、「九州大吟醸」への注目度は高いと感じた。出品されたたくさんの酒の中で、「九州大吟醸」ブルーボトルの試飲率は、かなり高いほうだった。広く愛される酒に向けて、良いスタートは切れたと思う。