「不機嫌なジーン」・・・いいじゃないか。

ちょっとだけ、現状逃避ね(^^)。行動生態学関係者のサイトをちらちらと見ると、案の定、「不機嫌なジーン」の評判が悪い。でも、このドラマが巷にあふれる「遺伝子決定論」の誤解を助長しているという評価は、目が曇っていると思うぞ。むしろこのドラマは、「遺伝子決定論」のばかばかしさを笑いとばしている。そこがいい。もちろん、ドーキンスの selfish gene のアイデアと、「遺伝子決定論」の区別はついていないが、このドラマにその違いの説明を求めるのは、筋が違う。ドラマは大学の教科書じゃない。「遺伝子決定論」のばかばかしさを、とってもわかりやすく描いてくれてるんだから、私は座布団5枚あげますね。