日本酒とユーザーサイエンス

昨日は、ユーザーサイエンス機構の目黒実さん(特任教授)、糸井久明さん(研究企画支援部長・特任教授)、坂口光一さん(技術・感性融合企画部門長・工学研究院助教授)にお目にかかり、九州大吟醸プロジェクトからスピンオフしつつある、九大オリジナルの日本酒づくりプロジェクトについて、相談をした。環境保全や農業のあり方を視野に入れながら、新しいコンセプトの日本酒を創ろうというねらいは、ユーザーサイエンス機構がめざすものと重なるところが大きいことが、理解できた。それにしても、「酒」の話になると、目の色が変わる人が、なんと多いことか。「食」だけでは、なかなかここまで盛り上がらない。「酒」というテーマは、とてつもない爆発力を秘めていると思う。さて、キーマンのSくんが、このテーマをどう育ててくれるか。私も可能な限り、応援するよ。申請書の準備、がんばれ。

ちなみに、糸井久明さんは、『デザイン知財マネジメント デザイナーのための知的財産立国入門』(海文堂、2004年)の著者で、元・九州芸術工科大学副学長。目黒実さんは、『学校がチルドレンズ・ミュージアムに生まれ変わる―地域と教育の再生の物語』(ブロンズ新社、2002年)などの著者で、「チルドレンズミュージアム」のプロデューサーという、ユニークなキャリアの持ち主だ。お二人のキャリアについては、お話を伺ったあとで、googleで検索をして始めて知った。目黒さんには、新キャンパスでの、「どんぐりの森をつくろう」に、ぜひ一度ご参加いただきたいものだ。