バンクーバーで待機中

トロント発成田行きエアカナダ001便に搭乗し、バンクーバーで着陸。ここで国内線の客をおろし、機内清掃が行なわれる。機内清掃がすむまで、2時間ほどある。
科学委員会会場のホテルは、インターネットが不安定で、Gメールがほとんど使えなかった。このため、ブラジル滞在中の後半は、インターネットへのアクセスをあきらめた。
バンクーバー空港では、無料のインターネットが使える。ただし、電波状態は不安定で、Gメールの返事を書いても、2通目は送れなかった。Gメールは、通信環境がよくないと使えない点が、欠点だ。軽い画面で操作するように設定しているのだが、それでも、送れないことがしばしばある。
トロント空港では荷物の一時受け取りが必要だったのだが、サンパウロ空港でも、トロント空港のbaggage clameのエアカナダカウンターでも、「成田に直接送るので受け取らなくてよい」と言われた。トロント空港に着き、入国審査をすませたあと、baggage clameのエアカナダカウンターの係員にコンピュータでチェックしてもらい、荷物が直接おくられることを確認したうえで、国際線到着口の税関職員に税関申告書をわたして外に出た。出口のすぐ左手のbaggage checkin入り口で、荷物は直接成田に送られるんだね、と確認したら、エアカナダの女性係員が「いや、受け取らなければだめだ。ここからは戻れないので、いちど外に出て、係員の付き添いで国際線のbaggage clameに戻り、荷物を受け取るように」とおっしゃる。あれだけ確認したのに、なんでやねん!
そのあとが大変だった。なぜか、国内線のbaggage clameのカウンターに連行され、いかにも不親切な男性係官にひきわたされた。確かに、すでに国内線のフロアにいるのだから、国内線の担当官が担当するのは、行政的にはひとつの理屈である。しかし、私は国際線の乗り継ぎ客なのだ。
その国内線の担当官が、「荷物を受け取らなかった」という項目にチェックがはいった青いカードを渡し、「これを持って、出口を出て、blue clockで7時まで待て。背中にしょっている荷物はここに置いていけ」とのたまう。言われたことの意味がすぐにのみこめずに、ぽか〜ん、としていると、国内線の荷物について問い合わせにきた次の客に対応しはじめた。「ちょ、ちょと待って、もうすこしていねいに状況を説明してくれませんか」(Wait a moment, could you explain how should I do more precisely?)と、不愉快な感情を抑えてできるだけ紳士的にたずねた。
What is the blue clock? ときくと、
Do you know a clock? と聞き返された。
(私)Yes, here is.
It is a watch. Blue clock is a clock.
さすがの私も、もうすこしでこの係員に、bull shitと罵声をあびせそうになった。
そのあとの顛末は、いずれまた。
そのあと世話になった二人の方は、とても親切だったので、機嫌をなおした。
1時間ほどかけて、荷物を受け取り、baggage connectionにチェックインして、一件落着。
そろそろ搭乗が始まるので、これにて。