QTLが表現型に与える効果

大学にいると仕事が進まない。午前中は会議、午後はセミナー、それから21日の学内ヒアリング用パワーポイントファイルを完成させて研究戦略課に届け、夕食をとり、大学院生とミーティングをし、急ぎのメールを片付けたら、9時すぎ。ここでくじけると、論文が書けないので、原稿に向かう。環境監視報告書も督促されているが、関係者の顔を思い浮かべて、ごめん、と一言つぶやいて、文献を調べた。
Houle (1990)の論文では、資源獲得に関わる遺伝子座(R loci)、資源分配に関わる遺伝子座(P loci)の遺伝分散をmutation-selection balanceで求めており、個々の対立遺伝子はadditiveな効果を持つと仮定している。また、個々の遺伝子座の寄与はidenticalと仮定している。とくに分布は考えていない。私が原稿の記述は間違っていなかった。