学振

科研費の年複数回申請

上記の私の記事にふれて、中澤港さんが、次のように書かれている。 一律の年度設定をやめて,必要な時に必要な規模の研究を申請できるようにして,駄目な時は練り直して再申請できるようにしたら,多めに申請はしなくても良くなるのではないでしょうか。 賛…

特別研究員採用率と修了者の就職状況

「学振特別研究員は常勤研究職への近道」で紹介した資料と私の予想を、「学振DC/PC採用率と学振DC/PC終了者の就職状況の変化」と題して、私のウェブサイトに載せた。 リンクのページの、「オーバーポスドク問題関連資料」のセクションで、リンクを設定してお…

文系と理系の違い

methodologyさんから、文系の学振特別研究員は「機能していない」のではないかというご指摘があった。 実は、文系と理系の差はさほど大きくない。全体の中では、生物系がやや就職に不利のようだ。 平成16年度修了者のうち常勤研究職についた人の割合は、 人…

学振特別研究員は常勤研究職への近道

日本学術振興会プログラムオフィサー(正式には学術システム研究センター生物系科学専門調査班専門研究員:名簿はコチラ。このメンバーで科研費・学振特別研究員の審査員を選ぶ)をつとめているので、かねてから知りたかった特別研究員の「個体群動態」に関…

申請書と論文の違い

学振特別研究員の申請書を書いている人が多いことと思う。この申請書を、論文と同じ構成で書いてはいけない。つまり、背景説明から始めて、レビューのあとに問題を提起し、それから材料と方法を書き、研究計画を書く、という構成で書いてはいけない。審査員…

科研費の繰越し制度

最後にもう1件。国の予算を次年度に繰り越して使う制度に、「繰越明拠」というものがある。この制度が、15年度から科研費で使えるようになっているのだが、実際にはあまり運用されていない。せっかくできた制度なので、もっと有効に使ってほしいという判断…

日本学術振興会賞

日本学術振興会賞は、アクティブな若手研究者に早い段階で賞をあげて、もっとがんばって活躍してもらおうという趣旨で設立された。授賞者は毎年20件程度という狭き門だが、それだけに、選ばれれば名誉である。また、研究奨励金が110万円支給される。 対…

若手研究スタートアップ

「若手研究(スタートアップ)」がスタートする。この制度は、応募資格に年齢制限を設けず、研究者の職に就いたばかりの者を対象として、研究開始時の環境整備など、スタートアップにかかる研究の支援を行うもの。科研費の他の費目と異なり、新規採用者の多…

プログラムオフィサー仕事はじめ

「日本学術振興会学術システム研究センター生物系科学専門調査班専門研究員」(通称:学振プログラムオフィサー)というなが〜い名前の役職を拝命し、今日はその最初の会議に出た。3時にオリエンテーションが始まり、4時から会議開始、終わったのは7時半…